いよいよ立春も間近になりました。寒かった冬も終わり、これからは徐々に春に向かって
季節も変わって行きますね。
さて、今回のことばは、「氷が溶けて、春になる」にしました。
このことばは、永 六輔さんの著書「職人」の中にある文章からのものです。
その文章は、次のような内容です。
「氷が溶けると( )になる」
( )に入る文字を入れなさい。
という問題がありました。
正解はもちろん「水」。
ところがそこに「春」と書いた子がいたんですって。
「氷が溶けて、水になる」というのも正しいけど、
「氷が溶けて、春になる」にも◯をあげたっていいじゃない。
答えはひとつじゃないんです。
私たちの生きている世界は、一つの答えもあればそうではないものもあります。
だから、人の心が豊かになるんですね。
豊里中の生徒のみなさんには、是非、学問を究めると共に、人の心・優しさ・思い
やりも育ててもらいたいと思います。