昨日の朝会で、まごころ先生である小林先生が、ご講話の中で豊中生のみなさに、論語の一節を暗唱させた
ものがありました。『論語』(ろんご)とは、孔子と彼の高弟の言行を孔子の死後、弟子達が記録した書物です。
そこで、少し解説をしておきたいと思います。とても、大切なものなので皆さんの日々の行動に照らし合わせて
みましょう。小林先生が、なぜ、みなさんに暗唱させたのかが、理解できますよ。
下の論語は、渋沢栄一こころざし読本(深谷市教委編集)-中学校編-のP47に掲載されています。
◆こちらを暗唱しました。
まだ知らないことを学んで、ときどきそれを復習する。そうすると今まで分からなかったことが理解できる
ようになる。それは喜ばしいことである。 友がいて遠路はるばる訪ねてくれる、これもまたうれしいこと
である。人が自分のことを知らなくても、全く気にならない。 そのような人こそ君子というものである。
<解説>
復習の大切さ。 友達の大切さ。 そして、人が自分のことを分かってくれなくても決して気にしない悠然
さ。当たり前のことばかりですが、はたしてそれが実際にできているかどうか。
論語のすごさは一見ありふれた言動の中に人間の真実を語っているところだと思います。
復習をするといつまでも忘れないというのも一つに真実ですね。
【参考文献】 『論語新釈』 宇野哲人 講談社学術文庫より