今回の華は、「シンビジュウム」です。皆さんもよく知っているシンビジウムとは、広義では「ラン科シンビジウム属に含まれる常緑のラン」のことを言いますが、一般には「ラン科シンビジウム属の中のシュンラン〔春蘭〕やカンラン〔寒蘭〕などの東洋ランを除いた洋ラン」のことを言います。50種が熱帯アジアを中心にヒマラヤ、中国、日本、オーストラリア北部、ニューギニアまでの広い地域に分布する常緑性の着生、地生蘭です。花言葉は、飾らない心、気取らない心、高貴な美人、素朴、熱心、野心。
ちなみに、あの有名な星野富弘さんが、1975年3月に1枚の絵を仕上げています。この時、初めて描いたのが「シンビジューム」でした。背景をサインペンで丹念にぬり重ね、咲きほこるシンビジュームを細部までをよく観察し、緻密に表現しています。星野さんの原点の「華」ですね。